自動車保険には、1年間無事故であれば、その翌年の保険料が割引になる「等級制度」が導入されています。従来までは、どこの損害保険会社でも等級による割引率は一定でしたが、最近では各社独自の割引率を設定する動きもでています。たとえば、アメリカンホーム保険の場合では、ほかの損害保険会社の最大割引率60%(16等級)を61%に引き上げ、優良契約者をより優遇するという特徴を打ち出しています。また三井ライフ損害保険では、一定条件をクリアしている1年間以上無事故の契約者を対象に、「セイフティードライバー」特別割引として、等級の割引に上乗せする形で、保険料の10%割引を実施しています。従来の等級制度よる保険料の減額は、車両価格の目減りも反映されており、単に安全運転が評価されていたわけではありません。しかし、今後はドライバー自身の運転歴によって保険料に格差をつける動きがより活発化してくるものと思われます。個人の運転歴で保険料を計算するのは、もっとも合理的なリスク差異化だからです。